16.6.12

Hvem bør flytte inn i Grotten? (「洞窟」に引っ越してくるのは誰?)


(今回は、特定の記事の翻訳ではなく、いくつかの記事からと情報からの編集です)

ある日私が Waaktaar-Savoy 2011で画像検索をしていると、見慣れない画像がありました。
これです。


なんだろう?と、その画像のあるページをクリックしてみると、
http://www.flammeforlag.no/tag/jan-erik-vold/
このページでした。
Flamme Forlag という、ウェッブマガジンのようです。
ざざっと目を通すと、ポールの名前のところが、さらにリンクになっていたので、クリック・・・。
http://www.dagbladet.no/2011/01/05/kultur/grotten/kunst/litteratur/arkitektur/14946336/
なんだ。Dagbladetか・・・(毎度おなじみ?)と目を通してみる・・・。

私の感想: へぇ~~~~~~・・・えぇぇ!?

さて、どういう内容かと言いますと。

オスロの王宮の近くにノルウェー政府が保有している Grotten(ノルウェー語で「洞窟」という意味)と呼ばれている邸宅があります。
ここに住むのは、代々、ノルウェーで最も優れた芸術家で、生涯に渡って、国王から与えられる栄誉です。
(つまり、住むことになった人は、死ぬまで住むことになります)
※参考: ノルウェー王国大使館サイト 
http://www.norway.or.jp/about/culture/music/contemporary/

Flamme Forlagと Dagbladetの両方とも、この Grottenに住んでいたアルネ・ノールハイム(Arne Nordheim)が、2010年の6月5日に亡くなり、その後の住人がなかなか決まらない・・・という記事のようでした。
その記事中、色々な芸術家の名前があがっているんですが、その一人がポールだったというわけ。
(念のため。リンク先の記事はいずれも2011年のもの)

Flamme Forlagでは、 Jan Kjaerstadがポールを推薦しているが、逆(ポールがJanを推薦する)のほうが正しい気がする・・・とか書かれていて、 Jan Kjaerstadって誰?と思って調べてみたら、1953年生まれの作家さんでした。
まだ日本語訳はされていないのですが、賞もいっぱいとっている人のようです。←Wikipediaで見た
(独り言: Jo Nesboを何冊か読んだら、こっちも読んでみよう・・・。あ、Jo NesboはHeadhuntersの原作者さんです http://www.amazon.co.jp/dp/0099556022 )
で、そのJan Kjaerstadが、あの人がいいこの人がいいと名前をあげているインタビュー?が、Dagbladetの記事だったのでした。

その後どうなったかというと、結局、2011年からはJon Fosseという劇作家の方がお住まいで、この方は59年生まれでポールと2つしか違わないので、よほどのことがなければこの邸宅にポールが住むチャンスはなくなったのではないかと思うのですが、それでも、こんな話題に名前が普通に出てくるっていうのは、よくよく考えてみると、すごいことですよね(だって、どこにも「元a-ha」なんて書いてないんですよ? 彼の知名度がわかるってもんです)。だいたいまず、音楽畑で名前が出ているのも、民族音楽の方とかクラシックの方とかばかりです。
これ、もし決まると、一生そこに住むわけですから、毎年受賞者のいるナントカ賞やナントカ勲章みたいなものより、よっぽどすごいことです。王様からの授与ですし、名前が出るだけでも、人間国宝級っていうことではないのでしょうか。

2010年にロンドンとオスロに行った際に、男性ファンに熱い支持を受けていたのも見て感激※したし、ヨーロッパ、特に本国ノルウェーでは高く評価されているのは知っていましたが、こういう記事を読むと、改めて、自分はすごい人のファンだったんだな~と誇らしく思いましたよ!


※何故「感激」までしたかというと、1988年の12月にロンドンでa-haを観たのですが、その時は、ロンドンでも、当時の日本と同じように、私よりずっと年下のお嬢さんたちがすっごい勢いでキャーキャーギャーギャー叫んでいて、男性オーディエンスは皆無(に見えた)で、本当に参った経験があるので…。

これは2010年10月6日、ロンドン Oxford StreetのHMVでのサイン会の際の写真ですが(HMVのオフィシャル写真)、この時も男性の叫び声がすごかったです。その夜のHeavenのライヴでも、ギターのパートになると巻き起こる歓声に遠い目になってしまった私でした。